『クックロビンのピラミッド』(グルポ・デ・マロ)

観劇。さて、お芝居は『そして誰もいなくなった』と同じ構造の推理劇でして、まあそれはそれでよかったんですが、いろいろと考えることしきり。
芝居には演出家というものがいるんですが、その役割とかそういうことなどあれこれと考えたりしました。
今日の芝居、役者がほぼ全員正面(客側)を向いて芝居するんですが(会話とかも)、これがまあ、普通では不自然極まりない構図なんですな。
しかも、動きが少ないので、10人位の役者がこっち向いて喋ってる絵なのです。
おかしいんだけど、でも岩橋はこれでよしと思ったのですよ。
なぜなら、この芝居の目的が、「役者を並べて喋らせて、犯人を当てよう!」だと思ったから。
だから、あえて役者を客席に向かせ、顔をよく見せながら芝居をしたのです。
きっとそうだ。
昨日見た芝居(トリイホールでやってた石川玲君のプロデュース)でも感じましたが、演出家の仕事は、観客の目線(レベル、というとちょっと抵抗ありますが、まあそういう意味です)をどこに設定するか、なんですね。
石川君の芝居は、バーで巻き起こるあれこれを面白おかしく見せるエロコメディだったんですが、意味は同じです。
お客さんに、なにを見せたいのか?
演出家にとって重要なお仕事は、まずそこなんですよね。
という訳で、明日はオリゴの稽古なのでした。
で、Mayの稽古サボって帰宅して、台本作業します。
と、その前に日本橋ぶらり。←オイ。
ちょろっと無駄遣い。
珍しく寄ってみた王将飯がまずいこと。