でんでんデングに罹ってバイバイバイ

origoiwahashi2007-07-13

いいないいな人間っていいな。
熱帯シンガポールでは、いまだ病気がたくさん。中でもデング熱はかなり危ないそうで、虫除けは万全に、と注意してました。
さあ、修学旅行も4日目。とうとう今日でシンガポールを去るのです。
が、その前に、本日も行事てんこ盛り。
まずは、朝。朝食後、荷造りしてチェックアウトになるので、先生方で手分けして各部屋チェック。ほとんどの生徒はちゃんとしてるんですが、やはり問題児たちは準備もなにもかも遅い。
酷いところ(昨夜の狸寝入り部屋)などは、集合時間になっても(もちろん、朝食には現れず)ぐうたらと部屋で過ごしており、酷いバカになると、カップ麺にお湯注いでいる始末。本物のバカか。
なんとか部屋を追い出させ、全体集合。本日は、現地の大学生アルバイトをガイドにつけて生徒グループで自由行動という、恐ろしいビッグイベントの日なのです。
昨日の問題性とも、なんとか引き取ってくれる生徒グループ見つかり、ひと安心。もめていたのです。
他にも、いつもの遅刻コンビの班とか大丈夫だろうかと不安一杯で送り出す先生方。一応チェックポイントを設け、そこには必ず顔を出すように、ということにしているのですが、果たして本当に大丈夫なんだろうか。
さっそく、移動開始早々に気分が悪くなった生徒を発見。ホテルの本部まで送り届け、出だしから不安全開。
そもそも、岩橋、シンガポールの地図はおろか、ガイドブックの一冊も持っておらぬ始末。迷子になるのはオレなのでは、という危惧を抱きつつ、なんとか他の先生方の待つチェックポイントへ。
テキトーに地下鉄など乗り移動。なんというか、案内などが非常に分かりやすく、迷子にはならずに済みました。途中、ポイント見つけられずうろうろする生徒らを引き連れ大所帯で移動。
チェックポイントではヒマそのもの。生徒来るまでやることないんですから。
ということで、その辺の店で食事など。謎のカレーライス風なもの注文。これがウマい。こういう雰囲気、実は大好き。
同行の先生が、チャレンジ精神発揮してドリアンを購入。好奇心で一口いただいてみました。
その先生はお口に合ったようで「うまいうまい」とバクバク食べてらっしゃいましたが、岩橋は完敗。嚥下できませんでした。
恐るべしドリアン。
生徒全員のチェックが終り、先生方も自由時間に。
生徒抜きですし、やっと心からの解放です。
ということで、リトルインディアからアラブストリートに抜ける道に徒歩で挑戦。目的は、泥棒市です。
途中の公園みたいなところで、その辺の人々が手に手に謎の物件を持ち寄り売買するという、まあフリマなんですが、品揃えは大阪・西成テイスト。靴とかシャツとか何かのリモコンとか、実用性は低いのでは? 或いは逆に高いのか?
しばらくうろついて、インチキCDやらいくつか購入。
さらにうろうろ歩き回り、無事集合地点に到着。シンガポール、歩きやすいです。でも、いかがわしさに欠けるな。まあ、ガイドブック見ていないので。
集合場所は免税店ビル。ツアコンの野望をひしひしと感じつつ、生徒らとしばし談笑。普段あまり喋ることのない生徒らと交流できるのが楽しいですな。生徒の大半は普通に真面目なのです。
で、例の問題児二人組は、トラブルに巻き込まれほうほうの態で到着。少しは懲りたかな。なにやらグループ再編があったようで、二人は別れ、別の子とチーム組んでいる様子。ケンカでもしたかな。そういうケアまでせねばならんので大変です。
案の定集合場所でも行方をくらまし、バス乗車に支障を来たす問題児ちゃん。もう先生方もくたくたですが、今晩は最後のイベントがあるのです。
で、バス移動。
到着したのは動物園。ここで、ナイトサファリに参加するのです。
まずは夕食。しかし、ケンカしている問題児ちゃんたちはバスから移動せず。なんとか降ろして、既に移動してしまった本隊を追います。
が、ここで岩橋らが迷子に。
案内図とかさっぱり分からず、うろうろの岩橋と問題児ちゃんと新相方。3人の放浪者。
泣きそうになりながらうろついて、捜索隊の先生に発見してもらい、なんとか合流。マジ泣きそうでした。
限界ラインを突破し、朦朧状態の岩橋ですが、まだまだこれから。
夕食終えてサファリへ移動。ここでも問題児ちゃんはのろのろ移動。いつの間にかコンビは仲直りし、こちらの苦労はなかったことに。
サファリは、ほぼ自然状態の中に放されている動物たちを、バスで移動しながら見学するというもので、やっと一息つけるものでした。同行の写真屋のおっちゃんが、ナイトサファリの暗さに「写真が〜」と嘆いておりました。まあ、仕方ないわな。
最後の集合、バス移動。いよいよ空港へ向かいます。
その頃日本には台風が接近中。最悪、大阪には帰れないかも、という危機感の中、ふらふらで搭乗手続き。荷物のトランクが閉まらなくなった生徒登場。なんとか頑張ってるところへ、普段はやかましくてしょうがない男生徒が現れともに力を合わせてなんとか蓋を閉めることに成功。いいヤツです。うるさいけど。
空港内で若干の時間が出来、生徒らは最後のうろうろ。岩橋も、そういえばお土産など買ってなかったので、ロビー内の店でビーフジャーキーみたいなの購入。
生徒の大部分は疲れ果て、ロビーでだべり。
岩橋もそこへ参加。一緒にぐだぐだだべり。
深夜、出発時間に近づき、集まり始める生徒たち。いつもの遅刻二人組も、時間に若干遅れて登場。もうくたくただったので、注意もできなかったんですが、そんな岩橋が先輩先生から注意。最後くらいけじめつけろと、そういうことです。
正直、ここはそうするべきでして、岩橋もそう思ってはいたのですが、自分可愛さについつい生徒を甘やかしてしまったんです。最後の最後でケチをつけるのが嫌だったんです。よろしくないですな。
無事搭乗し、飛行機は一路大阪へ。本当に無事大阪に辿りつけるのか、最悪、名古屋のセントレア空港になるのか、不安に胸締め付けられつつ、発進。
寝ながら、しかし機内食は食う。
そのまま移動。
明日朝には日本です。
※写真は泥棒市。こういうところのテイストは世界共通です。