セーラー服と奇巌城

ルブランと次郎の合作だ。
さて今日は急遽出張で大阪市内に。
府の教育委員会に出頭なのですな 。
まあ、細かいことはさておき。
府庁前にはハシモト君の訳分からん雇用制度改革で酷い目に遭ってらっしゃるお仲間(学校の講師)の皆さんがとぐろを巻いておりまして、世が世ならオレもあの仲間入りなのかと、でも格好悪いのでやだなと。正直すぎますが。
岩橋、ああいう政治的運動が全般ニガテなのですな。
やらないよりはマシだろうけど、もう少しスマートなやり方はないものか。
出頭してみれば、証明写真がないとかで突っ返され、しぶしぶ近くのパスポート発行所前で撮影。
2枚で1000円も取るぼったくり商売。
えげつないなあ証明写真屋
まあ、そんなこともあろうかと、朝髭もあたって背広で出てくるこの心がけがラッキーチャンス(ありえーる・ろどん談)←ウソ。
で、その後市内某所に移動して健康診断。
さて、同じような立場の人々(新卒とか講師とか臨時採用者とかだろうな)がここでもとぐろ。
この時期、人間はとぐろを巻く。
で、並んで受付済ませ、各種検査をせねばならないのです。が、
受付の姉ちゃんに、鍵を渡され、
「6時にあがるから待ってて」
とは言われず、ロッカーを使えということだったのですが、
周りを見ると、なんか緑色のパジャマ状の服を着ている人とそうでない人が混在。
どっちかよく分からず、とりあえずロッカーへ。
ロッカー内には、緑色はない。
ということは、オレはシャツ&ズボン組かなと思いつつ背広を脱いで己が姿を知る。
なんと、よりによって、ワイシャツの下は劇団ガンダムTシャツなオレ。
しかも、こないだの「お前をコロス」とかでかでかと書いてある奴。
ろどん、謀ったな(←濡れ衣)!
とりあえず受付に取って返し、お姉さんを質問責め。
「あの緑色の奴はないんですか?」
「学校関係者にはありません」
サベツ!?
岸和田の親子の皆さん! ここにサベツがありますよ!
しかし待っていてもサベツ撲滅運動が起こる気配はなく、仕方なくロッカー室に戻りしばし思案。
この難問、どう解く?
パターン1・Tシャツを脱いでワイシャツを羽織る。
いけ好かないので却下。
パターン2・Tシャツを裏返して着る。
※芝居の裏方ならいざ知らず、一般社会では通用しないので却下。
パターン3・裸がユニフォーム。
アパッチ野球軍と間違われるので却下。
パターン4・帰る。
※現実味ある選択肢だが、以降に困るので却下。
パターン5・Tシャツをみせびらかす。
…これしかないか。
という訳で、そのままTシャツ姿で検査会場たらい回しの刑に服することに。
またよりによって待合の人数は多いわ数項目の検査受けるのにやたら時間かかるわで辛いこと火の如し。
しょんべん採っても「お前をコロス」。
身長測っても「お前をコロス」。
レントゲン撮っても「お前をコロス」。
血を抜いても「お前をコロス」。
どこまでいっても「お前をコロス」。
ざっと数時間、羞恥の嵐でした。
ああ、物騒な世の中になってまいりましたね…。
ちなみに、Tシャツのデザインは私が決めました。
絵に描いたような自業自得。
ミナサマも、外出の時には、インナーにも気をつけましょう。
けんのんけんのん。
終了と同時にそそくさと去り、本屋で散財して帰宅。
引っ越し荷造りいくらか(まだあるんだこれが)。
ちと仮眠。
夜、大家さん来宅。
新居のことなど打ち合わせ。
我々が貧乏であることが骨身に染みた夜。
寝た。