『ちんぽ/刑事(全3巻)』(丘咲賢作/講談社)

あー、そこの女子、ひかないで、もう少し付き合って下さい。
さてこの口に出すのも下劣なタイトルのマンガ、内容はというと、
タイトルのまんま。
股間に巨大な逸物をぶら下げた刑事が活躍したりしなかったりする下らないギャグマンガです。
大家さんが持ってたんだけど、彼も完読していないらしい。
ちなみに、ネットオークションでは揃いで1万円くらいらしい。
で、その、つままん(つまらんマンガ)の極北たる『ちんぽ/刑事』(表紙にある通りに書きましたが、たぶんこのタイトルの真ん中のスラッシュは、なんらかの検索回避なんじゃないかな)を、なんとこの高校教師たる岩橋が勢いに任せて読了! PTAには知らせないで下さい!
実際、あまりのつまらなさに、途中ふと「これは本当は面白いのではないか?」と錯覚に陥ること数度。
数ページも読むと確実に眩暈がする。
よくこれをアッパーズは連載させていたものである。
剛の者が編集部にいたのだなあ。
そして、これを単行本にするという暴挙、いや愚挙。
こうしている瞬間にも、アジアの片隅では飢えに苦しむ子供たちが、
いや、いうまい。
とりあえず分かったのは、ワタクシ・岩橋の名が、『ちんぽ/刑事』読了者リストに載せられたということだ。
そんなリストがこの世にあるかどうかは知らん。
だがきっと、このマンガを読んだ全ての人々の心の中に、そのリストは存在する。
文字はきっと、血で書かれている。