『漫画力』(佐川俊彦/マガジン・マガジン)

読了。大学の漫画学科で教えている教科書(らしい)。著者は『JUNE』の編集長だった人。ページ立てが雑。読みにくい。昔の雑誌みたい←それを狙った編集ではあるが。

【本日の写真 by twitter】スッキリしない


●昔はミステリ作家さんたちが携帯電話の登場で「一部のトリックが使えなくなった」と嘆いていたそうだけど、携帯やスマホに馴染んでいる世代の私は時代物を書いてて「あ、くそ。なんでこいつらスマホ持ってないんだ」と思うことがたまーにあります。
●血液型を決める抗原は脳内に全く存在しない。つまり、血液型と性格の間における因果関係は成立せず、血液型性格判断の科学的根拠はゼロである。(にもかかわらず、現在日本人の約75%は『血液型と性格は関係がありそう』と思っているらしい)
ユーミンは哀しいことがあると卒業写真を開くけど、俺は哀しいことがあるとアヒル風呂に浸かる鶴竜を見る。
●自らの猛毒耐えるカエルの謎を解明、応用に期待も モルヒネの200倍という猛毒でありながら、人では依存性のない鎮痛効果があるそうです
●「薬で鎮静かけて無理やり落ちつかせれば、介護する人は楽かもしれないけどね」 施設で対応できない激しい興奮がある人への薬物療法を家族がしぶり、施設職員にかけた言葉。職員は泣き顔。 こういうときは主治医から、 「施設で対応ムリなら、家でみるしかないか」と…
●「でも根はいい人だから」は、具体的に褒めるところがない人に使う言葉だと思っている。
●職員室にて。 管理職はALTの外国人の先生方には決して時間外勤務の「お願い」をしない。 それはいわゆる日本人的な仕事の頼み方が通用しないと知っているからだ。 そこを使い分ける管理職はズルいと思う。
● 家財の立派さではわからない親の文化レベルの簡単な見分け方 「書棚の辞典や全集に開いた形跡があり手垢で汚れているか否か」
●買い替えのため車を売ろうとネットで調べてたら、中古車がすごくダークな業界でびっくり。相場を公表していたアプリを閉鎖させるほど、徹底した秘密主義。安く買って、高く売るから儲かるので、無知な人には徹底的にボッタくる。
●俺は平松伸二作品に脳を侵食されているので、安倍・トランプ会談だろうと前原・小池会談だろうとKADOKAWAヤオヨロズ会談だろうと、全て「全裸で向かい合わせ」に違いないと信じている。