『言ってはいけない』(橘玲/新潮新書)

読了。橘玲がベストセラーになるんだもんなあ。まあ、この本は解りやすくて面白い。



ツイッターをよく観察した結果、とびきり頭がおかしい人たちはたいてい学位を持っているので、学位は教育によくないのではないか。
●「ヒアリの情報におびえて、ふつうのクロアリを必死に踏み殺しているサラリーマン」ってツイート、何かの寓話かと思った。このあとの日本の地獄絵図を描く大河小説が、後世書かれるとしたら、絶対「プロローグ」に使われるな。
●小中学校で「先生が足りない」理由|けさのクローズアップ|NHK おはよう日本   URL どの業種業界でも「非正規雇用」が嫌われてるのに、まだ続けようとするからだよ、虫がよすぎるよ。
●何度か言ってるけど日本のブラック企業がなくならない要因のひとつは、経営者側が無能なんじゃなくて働いてる側がブラック企業を望んでるからでしょ。楽をするのはサボり、自動化は甘え、効率化はズル、仕事はつらくなければならないという考えでお互いを攻撃している感じ。
●「ヘレンケラーってサリバン先生に習ってたころ既にアラフォーだったの?」「いやそれ三十九じゃなくて」
オフィスビルの窓清掃が外に現れるたびに、数年前の所属企業で流れた全社メール「窓清掃の人に向かって一発ギャグを見せるのは絶対にやめてください、非常に危険です」が思い出される
●研究者が過去の記録をよもうにも古文書をよめる人間がおらず過去の記録がうもれている それをよめる文系研究者との協力が不可欠 …という話を、天文系と減災系の研究者からまったく別々にきいた
●新人が来るたびに 「舞台は危険がいっぱいなので、舞台舐めたら死ぬぞ。まず綱元、油断すると死ぬ。次にスノコ、油断すると死ぬ。次にセリ、油断すると死ぬ。そしてバトン、油断すると死ぬ。あと分電盤、油断すると死ぬ。あと全部、油断するとお前が人を殺す。」
スーパーミリオンヘアーやばい。本当に粉をかけるだけでハゲが隠れる。社長自ら実験台になってるのもすごいし、何回も実演するために粉を振っては掃除機で吸って社長がハゲに戻るのもやばい
●だからさ、夫のガンプラ捨てる番組に「妻の服を叩き売るおっさんの番組作れ」だの「片づけないから捨てるんだよ」だの、懲罰や敵対に走るんじゃなくて、夫のやすりがけと塗装技術で妻のネイルを凄いクオリティで仕上げるとかそういう方向の提案してほしい